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例えば、目玉焼きをソースで食べる人、塩コショウで食べる人、「いや、私は醤油派だ。」どれも、その人に とっては美味しい食べ方。人それぞれ好みがあると思います。それはある意味、ごく自然のこと。普通の 事だと思います。 住まいも同じように、木の家、鉄骨の家、コンクリートの家、どの家も優れた点、イマイチな点と色々な特徴 があります。長く住まう家だからこそ、それぞれの個性に合わせて、お好みの家を探すのが一番だと思い ます。 このページでは、見て頂いた人にホンの少しだけでも「木で作る家を見直してもらいたいな」との思いから 色々な木にまつわるお話をします。見てくれた人全ての方のお役に立てれば幸い。感謝です。
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木材は、空気中の湿度が高いとき、例えば夏には水分を吸収、逆 に冬の湿度が低い、乾燥した季節には水分を放出するという調湿 作用をもっています。 いわゆる自然エアコンのようなものです。 ですから木材を建物の内装などにたくさん使うと、部屋の中の 湿度の変化は小さくなります。
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自然の木材は、人の生理面や心理面に良い影響を与えます。 アレルギーなどの病気の原因となるカビ類、ダニ類は、適当な湿度、温度の時に繁殖します。 このため、室内を衛生的に保つには、カビやダニにとっての好む湿度、温度環境をつくらないことが重要で す。 自然の木材には調湿性がある上、細菌類の繁殖を制御する成分が特に桧に多く含まれてます。 また、木材を多く使用した空間は、情緒を安定させることも明らかになっています。 これは、自然の木材には森林浴効果の主な成分といわれている「フィトンチッド」という成分が、自然の木 材そのものにあるからです。 実際に人が自然の木材で造った部屋に入っていると血圧が下がり、脈拍も落ち着くという結果がでていま す。
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木材は、眼に見えない無数の細かい気泡からなり、そのひとつひとつに熱を伝えにくい適度な空気を含ん でいます。 この気泡は自然なままの木に多く含まれています。比べて硬いコンクリートなどは空気をほとんど含まない ため熱を伝えやすく、まして鉄だと余計に熱を伝えやすくなります。 コンクリート、一般的なフローリング材、自然の木材を床材にして、足の甲の皮膚の温度変化を測定する と、コンクリートがもっとも足が冷え、ついで一般的なフローリング材、その次に自然の木材と、もっとも冷え なかったのは自然の木材(無垢の素材)というデータ結果もあります。
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皆さんも経験したことのあるように、過度の紫外線は私たちの身体に悪い影響を与えることがあります。 海や雪山ではこの有害な紫外線から目を守るためにサングラスをかけて目を保護します。 木材は、紫外線をよく吸収するため、木材から反射する光にはほとんど紫外線はふくまれてません。目に 与える刺激も小さいことから木材は目にやさしい材料なのです。
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木材は、音を適度に吸収し調整してくれます。防音と言うより吸音と言う効果の方が木材の大きな特徴で す。音を漏らさずに吸音してくれる木材はプライバシーを守り、また内装に木材を使った部屋は「音がいつ までも響かず適度に反射する」ので音が聞きやすいといわれてます。 木、金属、コンクリートの家にねずみを飼って、その様子を観察してみました。すると、おもしろいことに、そ れぞれの家で生まれた子ねずみの20日後の生存率を見てビックリ!外気温が25〜26℃のあたたかな時 期でも、金属の家で42%、コンクリートの家では約7%の小ねずみしか育たなかったことがわかりました。 それに比べ、木の家では、やく8%のねずみが立派に成長したのです。 三つの家で、なぜこんなに差がでたのかというと、一番の大きな理由に「熱の奪われ方」があります。木の 熱の伝わり具合は、鉄の200分の1、コンクリートの10分の1以下しかないから、木とからだが触れあって いても子ねずみの体温が奪われにくいのです。
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